天気が悪く低気圧の日は、多くの人が頭痛に悩まされています。
実は、低気圧になると頭蓋骨内の圧力や血圧が影響を受けるため、頭痛の原因が生み出されてしまうんだとか。
特に、低気圧頭痛と偏頭痛は痛みが生じるメカニズムが似ているため、偏頭痛持ちの場合(特に女性)は頭痛が起こりやすい傾向があります。
そこで、今回は低気圧頭痛の原因と対処方法についてご紹介していきます。
Contents
雨の日に頭痛が起こる原因とは
そもそもどうして雨の日になると頭痛が起こりやすいのでしょうか。
実は、お天気が崩れ気圧が低くなると、頭蓋骨内の圧力や血圧に変化が起きます。
この頭蓋骨内の圧力や血圧の変化が、頭痛が引き起こしてしまう原因です。
低気圧によって、頭蓋骨内の圧力が変化することで、脳内の血管が収縮されます。
収縮された血管に血液を流そうとすることで周囲にある三叉神経を刺激し、頭痛が生じてしまうと考えられています。
また、低気圧の日には血圧が下がる傾向にあります。
血圧が下がるということは、体に流れる血液の循環量が低下するということです。
その上で、肩こりや首のハリなど、脳に血液がいきづらい状態であると、脳内へ循環する血液が不足し、血管がストレスを受けることで拡張します。
血管が拡張することで、周囲にある神経を刺激してしまうため、頭痛が引き起こされてしまいます。
これらの理由から、低気圧の日には頭痛が引き起こされやすいのです。
また、低気圧頭痛は偏頭痛が生じるメカニズムと似ていることから、偏頭痛持ちの方は特に頭痛が引き起こされやすいと考えられています。
低気圧頭痛の対処法とは
前章を読んでいただくとわかる通り、低気圧頭痛のポイントは血流です。
低気圧頭痛を対策するためには脳の血管の働きを安定させることが大切になります。
低気圧頭痛とは、気圧の変化によっておこる血管の収縮・拡張の変動によって引き起こされています。
そのため、低気圧による血管への影響を少なくすることが、低気圧頭痛への対策方法です。
血管の働きを安定させ、低気圧頭痛を対策する方法をご紹介します。
薬は早め早めに飲む
実は偏頭痛や低気圧頭痛には効果が薄い頭痛薬。
痛みが強く出てから飲んではあまり意味がありません。
市販の鎮痛剤や頭痛薬は、症状が起きる前、または起こり始めたばかりのときに飲むと効果を発揮してくれます。
「頭痛がきそうだな」と普段から予兆を把握し、薬は早めに飲むよう心がけましょう。
また、頭痛薬が効かない場合は酔い止め薬がオススメ。
乗り物酔いの薬に含まれる抗ヒスタミン薬は自律神経を鎮めるほか、気圧の変化を受けやすい内耳のバランスを整えてくれます。
痛み止めがあまり効かないから困ってる…というかたは、酔い止め薬を試してみてくださいね。
痛み止めと同様に、早めに飲むと効果的です。
患部を冷やす
低気圧頭痛が生じている部分は、血管が拡張して周囲にある神経を刺激している状態です。
そのため、患部やその周囲を冷やすことで、血管の拡張を抑え、痛みを和らげることが期待できます。
全体的に頭が痛い場合は、首筋・頭蓋骨と首の境目・こめかみ・脇の下を重点的に冷やしてみてください。
大きな血管が通っているため、血液そのものが冷やされ、膨張していた脳の血管もクールダウンさせることができます。
静かで暗い部屋でじっとする
光や音などの刺激は脳の活動に影響を与え、血管の拡張に繋がります。
そのため、痛みが引き症状が落ち着くまでは光と音の刺激を遮断することが大切です。
ベルトやアクセサリーなど、体を締め付けるものはできるだけ外して、できる限りリラックスしましょう。
コーヒーを飲む
コーヒーや緑茶に多く含まれるカフェインは、血管を収縮させる作用があり、低気圧の影響によって拡張した血管を抑える効果を期待できます。
ただし、カフェインの取りすぎは体にもよくないほか、逆に頭痛を引き起こしてしまう原因も。
飲みすぎには注意です!
ミントの香りをかぐ
ミントのスーっとした匂いには血管を収縮させる作用があります。
頭をすっきりさせる効果もあるのでぼーっとしやすいかたにもオススメです。
匂いには好き嫌いがあるので、お好みにはなりますがミントの香りが好きなかたは試してみてくださいね。
起きてしまった頭痛は対処して、予防することが大事
頭痛が起きるとツライですよね。
私もよく天気が悪くなると頭痛を起こし、なにもできない日を送っていました。
ですが、今は、今回ご紹介した方法を実践していくことで、低気圧頭痛に対処しています。
頭痛は早め早めに対処すると症状が軽く、また改善しやすい傾向があります。
低気圧の日に頭痛が起きやすいんだよな、というかたは、早めに対処できるように、あらかじめ準備しておくのがオススメです。
ツラい頭痛に悩んでいるかたはぜひご参考くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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