飲む日焼け止め、とても気になるけど本当に安全なの?アレルギーは大丈夫?今飲んでいるお薬との飲み合わせは大丈夫??
口にするものなのでとても気になりますよね。
そこでお薬の専門家登録販売者の私が飲む日焼け止めの安全性やアレルギー、薬との飲み合わせについて詳しく解説していきます♪
飲む日焼け止めを買いたいけど、気をつけたい安全性は?
たくさんの種類がある飲む日焼け止めですが、
- フェーンブロック系
- ニュートロックスサン系
大きく2つの種類にわけられます。
それぞれについて解説していきます。
フェーンブロック系の飲む日やけどめの安全性は?
まずは、フェーンブロック系の飲む日焼け止めですが、こちらはPLエキスが主成分となります。原料はシダ植物です。
南米で古くから民間薬として使用されている歴史の深いものとなります。その点では安心ですが、反面日本人が今まで口にしたことのない植物です。
そのため、植物アレルギーや花粉症の方ですとアレルギー反応が出る可能性があります。
とはいえ、副作用の報告は今のところされていません。
ニュートロックスサン系の飲む日やけどめの安全性は?
次にニュートロックスサン系の飲む日焼け止めですが、こちらはローズマリーと柑橘類のエキスが主成分となります。
100%ナチュラルで、口にしたことがある成分なのでアレルギー反応の危険性はありません。
しかし、被験者数が少なく安全性の確約はできないのが実際のところです。
実は飲む日焼け止めは開発されてから時間がたっていないため、効果については期待できてもアレルギーについてはまだまだ検証中というのが現状です。
ですが、飲む日焼け止めは食品由来のものが多く、特に南米では長い間飲まれていてもアレルギーなどの報告は上がっていないので安全と言われています。
安全と言われている飲む日焼け止めですが、4歳未満の子供は臓器が未発達のため、サプリ自体の栄養が胃腸や肝臓の負担となってしまいますので、与えないようにしてください。
またニュートロックスサン系の飲む日やけどめに含まれるローズマリーは授乳に影響すると言われているので授乳中のお母さんにはおすすめできません。
飲む日焼け止めにもアレルギーってあるの?薬との飲み合わせで注意することって?
飲む日焼け止めの主成分だけでなく、意外にも主成分以外の成分にアレルギーを起こしてしまう可能性があります。
商品ごとに付加価値として添加されているものですが、例えばアレルギー特定原材料であるオレンジやリンゴ、豚肉、パイナップルを含むものやエビ、カニ由来成分を含んでいるもの、こちらは甲殻アレルギーの方は、NGとなります。
また、先程ご紹介したフェーンブロック系に含まれているPLエキスの原材料シダ植物は、花粉症を引き起こしたり、アレルギー反応を起こす可能性があります。
食物アレルギーがある方はぜひ、主成分以外の添加成分をご確認下さい。
薬との飲み合わせで注意することって?
他の薬を飲んでるんだけど、飲み合わせは大丈夫かな?という疑問をお持ちの方は、ぜひ一度主治医の先生にご相談されることをお勧めいたします。
特に妊婦さん、授乳ママ、高血圧を指摘された方はニュートロックスサン系の飲む日焼け止めは、子宮を刺激する作用があることや血圧を上昇させる作用があるとの報告がありますので、ぜひ一度主治医の先生にご相談されて下さい。
降圧剤の効果を弱めてしまうのでは?ということが指摘されていますが、メーカー側は製造段階でそのような成分を排除しているため、心配はいりませんと回答されています。
飲む日焼け止めの安全性は? アレルギーや薬との飲み合わせは大丈夫? まとめ
飲む日焼け止めについて安全性は高いと言われています。
ですがあくまで食品由来のため、体質や飲んでいる薬によって異なってしまうのが現状です。
飲む日焼け止めを飲んだあと体調に何か変化はないか、初めて飲む場合は気にかけてみてくださいね。
もし何か変化があれば、中止をするなどの判断が必要です。
妊娠中、授乳中、高血圧の持病がある方はとくに事前にお医者様に相談のもと服用するようにしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました^^