防風通聖散と防已黄耆湯の違い ダイエット効果や体質チェックについて

ダイエットで有名な漢方薬といえば、防風通聖散防已黄耆湯です。

どちらも中性脂肪を下げたり、お腹周りの脂肪を燃焼させる効果がある漢方薬で、市販されているダイエット用の漢方はこの2つがほとんどですが、どう違うのか、気になりませんか?

実は、防風通聖散と防已黄耆湯の違いを知った上で活用しないと、全く効果が出ません!

今回は、防風通聖散と防已黄耆湯の違いについて、また、自分はどちらを選べばいいのか体質チェックとともにお伝えします。


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防風通聖散と防已黄耆湯の違いとは?

防風通聖散と防已黄耆湯の組成生薬や効果を調べてみると、どちらも水分代謝がうまくいかず、湿証の方むけの漢方薬です。

東洋医学において、脂肪やセルライトは「水湿」にあたるので脂肪症の人向けの漢方薬は水分代謝に関わる処方が多くなっている上に、日本は湿度が高く、また水辺が多いので、湿証が多い傾向があります。

防風通聖散は「固太り」、防己黄蓍湯は「水太り」への処方だと言われています。

とはいえ、自分は固太りなのか水太りなのかなんて、よくわからないですよね。

実は、防風通聖散と防已黄耆湯のどちらを自分が選べばいいか決める鍵となるのは、自分が実証なのか虚証なのかの違いです。

実証は有害物によって体の機能が阻害された状態 → 壮健な人が不健康になった状態
虚証は本来の生命力が弱まって体の機能が低下した状態 → 虚弱な人が不健康になった状態
です。

同じ“疲れ”という症状があっても、虚証と実証では捉え方が違ってきます。 虚証と実証っていったい何?

同じ湿証といえど、実証と虚証の概念を抜かしてしまうと適応する漢方薬が全く異なってしまいます。

実証か虚証なのか、セルフチェック表を作成したので、やってみてくださいね^^

実証・虚証 セルフチェック

 実証・虚証 セルフチェック表

チェック項目 虚証 実証
体質 体力がなく疲れやすい、虚弱 体力があり疲れにくい、壮健
顔色
呼吸
胸・腹部
便通
性格
水分代謝
病気の症状
動作

 診断結果!

  • チェックした項目の合計数が虚証のほうが多かった人→虚証
  • チェックした項目の合計数が実証のほうが多かった人→実証
  • チェックした項目の合計数が虚証、実証とほぼ同数だった人→虚実混合証

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防風通聖散と防已黄耆湯の効果・効能は??

チェックの結果から自分がどちらの実虚どちらのタイプかわかったと思います。

では、それを踏まえた上で、防風通聖散と防已黄耆湯はどんな漢方薬なのかご紹介します。

防風通聖散の効果・効能とは

【ツムラ・他】
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症。
高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。

【コタロー】
脂肪ぶとりの体質で便秘し、尿量減少するもの。
常習便秘、胃酸過多症、腎臓病、心臓衰弱、動脈硬化、高血圧、脳いっ血これらに伴う肩こり。

【三和】
脂肪ぶとりの体質で便秘したりあるいは胸やけ、肩こり、尿量減少などが伴うものの次の諸症。
肥満症、高血圧症、常習便秘、痔疾、慢性腎炎、湿疹。 防風通聖散

防風通聖散は、体の熱をさまし、病因を発散させるような働きがある防風を主成分として処方しています。黄ごん(オウゴン)、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ)が体の水分循環を改善し、便通をつける作用もある漢方薬です。

実証タイプのいわゆる、太鼓腹の人に好んで用いられています。

適応証(体質)は、実証(体力充実)、熱証(暑がり・のぼせ)、湿証(水分停滞)です。
体の虚弱な「虚証」の人、胃腸の調子の悪い人、また、発汗の多い人には向きません。

具体的には、肥満症、便秘、尿量減少、むくみ、のぼせ、肩こりなどに用います。また、そのような症状をともなう高血圧症や腎臓病、糖尿病、痛風などにも使用します。

防已黄耆湯の効果・効能とは


【ツムラ】

色白で筋肉軟らかく水ぶとりの体質で疲れやすく、汗が多く、小便不利で下肢に浮腫をきたし、膝関節の腫痛するものの次の諸症。
腎炎、ネフローゼ、妊娠腎、陰嚢水腫、肥満症、関節炎、癰、せつ、筋炎、浮腫、皮膚病、多汗症、月経不順。

【カネボウ・他】
色白で疲れやすく汗のかきやすい傾向のある次の諸症。
肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみ。

【コタロー】
水ぶとりで皮膚の色が白く、疲れやすくて、汗をかきやすいか、または浮腫があるもの。
関節炎、関節リウマチ、肥満症、多汗症。 防已黄耆湯

体のむくみを取って水分代謝を整える防已と水分代謝の他に高麗人参のように強壮作用のある黄耆を主薬とする湿証向け漢方薬です。

適応証(体質)は、虚証(虚弱)、湿証(水分停滞)です。

色白でお腹周りがぽちゃぽちゃした水ぶとりタイプ(特に女性)に用いられることが多く、防風通聖散に比べるとマイナーな漢方薬です。

 防已黄耆湯について詳しくはこちらから

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自分にあった漢方薬を選んで賢くお手軽にダイエット!

ナイシトールなど、有名なダイエット用の漢方薬はほぼ防風通聖散で構成されています。
漢方薬について勉強してから色々な薬の構成要素を見てみると、驚いてしまうことがたくさんありました。

漢方薬を飲んでも効果がなかったという人からを、どんな漢方を飲んだのか聞いてみると、「なんでその漢方薬を飲んだの…?」と全く違う処方の漢方薬を選んでいたり、自分の体質にあっていないものを選んでいたりと、原因はまちまち。

きちんと自分の体質にあった漢方薬にたどり着ければ、間違いなく効果は期待できると思いますよ♪
自分にあった漢方薬を選んで、賢く生活に東洋医学の知恵を取り入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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コメント

  1. 匿名 より:

    実証と虚証のチェック項目が逆になってませんか?疲れやすい、汗をかきやすいタイプは防已黄耆湯の方になると思うのですが…

    • non-life より:

      こんにちは
      コメントありがとうございます。

      そうですね
      記事の間違いです。ご指摘ありがとうございます。

      訂正させていただきました。