妊娠したら仕事を辞めたいって甘えなの?臨月になって思うこと

妊娠して新しい命を育てることはとても素敵なことだけど、仕事をどうするか悩む方も多いですよね。

お金の問題もあるし、世間的には産後も働いた方がいい、いまや共働きが当たり前という風潮すらありますが、妊娠して仕事を辞めたいと思うのは甘えなのでしょうか。

妊娠しながら仕事をしてみて感じたことをまとめました。

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妊娠した場合、仕事はどうする?

妊娠して特に初期だとつわりがシンドい場合や職場の環境などによっては仕事をするのが難しいことも沢山あります。

私もドラッグストアで働いていたため、重い荷物の上げ下ろしや脚立に登って高いところの整理整頓、冷える職場、立ち仕事、有資格者だったので休めないという、妊婦には過酷な環境でした。

妊娠初期の流産はほぼ染色体異常と言われていますが、冷えやストレスから血行不良になりうまく受精卵から育たないということもあるそうです。

寒い時期に外に出てないといけない環境や、辛いときに簡単に座ったり休んだり出来ない職場や職種、重いものを持って走り回らないといけない環境なのであれば妊娠しなが仕事をするのは難しいと私は思います。

法律では「妊娠した場合、適切な職場環境で働けるよう考慮しなければいけない」と規定されていますが、切迫流産で安静にするよう指示されたときも「人が足りないから」と職場から連絡が来て出勤するよう連絡が来たり、上司が有給を取るために勝手に休日出勤にシフトを変更させられることもありました。

周りの人がいい人たちばかりだったのが幸いし、そんな上司の対応にもかなり気を使ってくれたため8ヶ月まで働けましたが、今考えるとマタハラもいいところですよね。

マタハラを受けるかどうかって、本当に次第です。

理解のある職場なのか、何かあったときに助けてくれる人がいるのか、そもそも妊娠しながらでも続けられる仕事なのか、そして仕事が出来る体調なのか。

全部、運です。

妊娠やつわりは病気じゃない

マタハラなど妊娠中に今まで通り仕事や家事などを強要するときによく出されるのが「妊娠やつわりは病気じゃない」という言葉。

この言葉って2面性があるなと感じたのは最近のこと。

1つは、よく言われる通り

妊娠やつわりは病気じゃないんだから、今までと変わらないようにしろ

ということ。

人に言われるのもキツイですが、自分で自分の首を絞めている妊婦さんがあまりにも多すぎるように感じます。

妊娠は病気じゃないのに…
つわりは病気じゃないから…

と、今まで通り仕事も家事もこなすべきと必要以上に肩肘張っちゃうタイプ。

私も実はこのタイプで、仕事も責任者だったこともあり必要以上に頑張らないとと思っていたし、予想外の妊娠だったこともあり「しっかりしなきゃ!」とひたすら気を張っていました。

ただ、妊娠後仕事を辞めないように推奨するメディアを多くみるなかで1つ、こんなコメントを見つけました。

妊娠やつわりは病気じゃありません。
だから、病院でも治せません。

この言葉に私は目からウロコが落ちました。

そうなんですよ。
妊娠して起きる体のトラブルやつわりは病気じゃないから治せないんですよ。

無理なんです。

人間が空を飛べないように、鳥や動物に変身出来ないように、無理なことなんです。

もちろん、つわりが酷ければ点滴や漢方薬で対処することは出来るし、腰痛などは骨盤ベルトで改善したりと便利グッズも沢山販売されています。

でも、これらは全て安全に妊娠を継続するための手段であって対処法です。

病気ではないので、出産するまで妊娠中のトラブルを完璧に治すことは出来ません。

そう思えた瞬間、とても楽になりました。

もちろん、逆マタハラなどいわゆる妊婦様になるのは違うけれど、妊娠中は仕事と子供を天秤にかけないといけない瞬間が絶対あると私は思います。

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仕事を辞めたときに考えないといけないのがお金の問題

妊娠を機に仕事を辞める選択をするか迷うときに問題となるのがお金のこと

私も突然の妊娠だったので貯金も少なく、また旦那のことあるごとに発せられる「お金ない」発言が本当にストレスでした。

実際問題、正社員で働いていて仕事を辞める場合、産休や育休がもらえないため辞める時期にもよりますが、もらえる金額に100万以上の差があります。

 職場で賢く生き抜くために知っておきたい「ワークルール」と「お金」をテーマに、社会保険労務士の佐佐木由美子氏がそれぞれの「対処法」をお伝えします。今回は「妊娠・出産でもらえるお金」について、お伝えします。 「いつか子どもがほしい……」そう願…

産休手当や育休手当は会社から出るのではなく、雇用保険や社会保険に入っていれば受けられる税金によるものなので、いままで払ってきた分を考えてももったいないと感じる気持ちもわかります。

また、子供をかかえての再就職は思うより難しく、資格職や人手不足が深刻な職種でもないかぎりなかなか大変なのも現状です。

復帰後の働き方や逆マタハラ、育ハラ問題

出産後復職できたとしても、保育園に預けたての頃は風邪をもらってきて早退を余儀なくされるなど育児中は思ったように動けないこともあります。

子供の体調次第で帰宅が必要で、その分他の人に仕事の負担が増えるのに当たり前のように仕事を押し付けて帰ってしまう兼業ママたちの仕事の仕方も問題になっています。

また、妊婦がうけるマタハラではなく、妊婦がいるからこそ周りに負担がいく逆マタハラ問題も。「妊婦様」という言葉が出来て一時期社会問題にもなりましたよね。

友人が職場で受けた逆マタハラ

友達が務める会社は産休・育休が取りやすいことで有名で、ある程度他会社で経験を積んだ同職種の女性が転職してくる割合がすごく多い職場でした。

友人が新卒で就職したとき、なんと5人体制で回さないといけない職場なのにも関わらず2人が産休に入り1人は妊娠中。しかもつわりがひどいらしく、仕事もしょっちゅう休むといったありえない状況でした。

ですが、会社の規定上産休中やつわりで毎日の仕事が困難で休む場合は人数を「1」として数えるため、人員補充はしないこととなっていたため、本来5人で行う仕事をほぼ2人で回さないといけず、毎日早出して終電帰りとなるような過酷な労働環境となっていました。

自民党の白須賀貴樹衆院議員が働き方改革関連法案を議論する党の合同会議で、自身が運営する保育園で雇用した看護師が「雇って1か月後には実は妊娠して産休に入ると(言ってきた)。人手不足で募集したのに、それは違うだろうと言った」と発言し、「マタハラではないか」と議論を呼びましたが、私はこの看護師がおかしいと思うし、友人の職場環境もおかしいと思います。

女性を採用するときの面接では特に既婚の場合、子供の予定を聞かれるのが普通だし、それを考慮して採用を考えるのは企業として当然です。

産休中の人出不足だけのための採用は確かに難しく、育てて独り立ちするころに契約期間終了となってしまうデメリットを考えると、企業が産休中の人手不足対策に腰が思いのも仕方ないとも思ってしまいます。

「保育士に妊娠する順番があるというのがマタハラなのではないか」とも言われていましたが、資格職は特に資格で決められた規定や会社の規定も少し特殊になっている場合が多く、一概にマタハラと言い切ってしまうのも難しいのが日本の現状です。

仕事と子育てどちらが大事なの?と論点にされるけれど…

妹は特養学級の教師として働いていますが、共働きが当たり前のいまでは子供時代に両親が仕事や介護など家庭環境の問題で十分に愛情を感じられず、愛着障害を起こしている生徒やそれがきっかけで不登校になっている生徒が多くいるといっていました。

子供を産んだら仕事もキャリアも全て諦めないといけないのか、というと違うとは思います。

「おかあさんだから」の歌の問題で浮き彫りになった孤育ての現状や、「保育園落ちた。日本死ね」のトピックなど実際問題仕事を抱えた女性の子育ての難しさって簡単な問題じゃありません。

実家が近いなど、手を助けてくれる人がいる環境なのか、子育てを十分に一緒にできる仕事を旦那がしているのか、自分のキャパシティはどれくらいなのか、もちろん子供の個性も関係してくるデリケートな問題です。

大事なのって、なにを1番大事と考えるかだと思う

仕事も大事、育児もしっかりやりたい

その気持ちはわかります。
私もそう思っていました。

ですが、実際に妊娠してみて、それをこなすにはハードルが高いこと、1人では無理なことを実感しました。

『専業主婦になるのは2億円の損失』という本が2017年にベストセラーとなりましたが、大事なのはどうやって生きていきたいかだと改めて感じました。

私の場合、育てられた家が共働きで長女の私が家事全般をやらないといけない状況なだけでなく貧乏だったので、お金がない生活は嫌だなと思います。

ですが、結婚した旦那は月の半分以上は家に入れない激務の仕事をしている人でした。

お金がない、働けない環境は嫌だけど、子供には手をかけてあげたいと思った時に選んだのが在宅での仕事でした。

フリーランスのため収入は不安定なため旦那の収入があるからこそできた選択ですが、全くの無収入になるよりは安心しています。


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妊娠を機に仕事を辞めることは甘えだとは思えないし、現実的に不可能なことってあります。

やりたくなくても天秤にかけて選ばないといけないことも増えてきます。

ですが、働き方が多様化している今だからこそ選べることってあると思うんです。

色々な意見があると思いますが、それぞれの家庭環境によってベストではなくベターなものを選ぶのも1つの手なのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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