小青竜湯と漢方薬の併用は?麦門冬湯、五虎湯、葛根湯とわかりやすく解説していきます♪

花粉症だけでなく透明のツーっと垂れる鼻水や喘息などにも使われる小青竜湯。
眠くならない花粉症薬として有名なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな小青竜湯と他の漢方薬との飲み合わせについて、詳しく解説していきます。

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小青竜湯を飲む上で注意しないといけない飲み合わせは?


【第2類医薬品】小青竜湯エキス顆粒Aクラシエ 10包

小青竜湯は、

麻黄(まおう)、芍薬(しゃくやく)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)、桂皮(けいひ)、細辛(さいしん)、五味子(ごみし)、半夏(はんげ)

という生薬で作られています。

小青竜湯の詳しい効果についてはこちらから

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よく飲み合わせで注意されるのは、多量摂取でむくみなど副作用が出やすい甘草と、エフェドリンを含む麻黄です。

甘草はグリチルリチン酸として色々な薬に配合されています。

麻黄の場合、麻黄に含まれるエフェドリンは気管支拡張成分として風邪薬や咳の薬に配合されています。それだけでなく、甲状腺機能異常症(バセドウ病、橋本病など)や高血圧、腎障害の持病があり薬を飲んでいる場合は注意が必要です。

小青竜湯と他の薬を一緒に飲む場合、不安なときは薬剤師やかかりつけのお医者さんに相談してください。
また、こちらのサイトからでも検索することができます。

ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)との飲み合わせ情報。株式会社ツムラの「ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)」と併用してはいけない(禁忌)、または、注意が必要な処方薬が379件あります。

小青竜湯と他の漢方薬って一緒に飲めるの?

それではよく聞かれる麦門冬湯、五虎湯、葛根湯を軸にこれらの漢方薬の効果と一緒に小青竜湯の飲み合わせについて詳しく解説していきます。

麦門冬湯と小青竜湯の飲み合わせは?


【第2類医薬品】ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒 24包

麦門冬湯は、

半夏(はんげ)、粳米(こうべい)、人参(にんじん)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)

の6種類の生薬で作られています。

麦門冬湯は、痰がからみなかなか取れない咳や風邪のあとに続く止まらない咳の原因となる体内の潤い不足を補いながら弱った体に元気をつけていくような漢方薬です。

麦門冬湯の詳しい効果・効能、副作用についてはこちらから

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麦門冬湯と小青竜湯の併用についてですが、甘草がかぶるだけでなく効果・効能が逆の性質のお薬です。

小青竜湯とは、冷えによって停滞してしまった水邪を排出することで鼻水や咳に伴ううすい痰を軽減していく漢方薬に対し、麦門冬湯は熱や風邪によって乾いてしまった体に潤いを与えることで咳を改善してくれる漢方薬です。

体の証が、小青竜湯が効果を発揮するのは水が多い状態なのに対し、麦門冬湯は乾いていますよね。

これでは漢方薬同士の効果・効能が相殺してしまうため、併用はおすすめできません。

五虎湯と小青竜湯の飲み合わせは?


【第2類医薬品】クラシエ薬品カンポウ専科 五虎湯エキス顆粒A(ゴコトウ) 10包

五虎湯は、

麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)、桑白皮(そうはくひ)、石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)

の5種類の生薬で作られています。

五虎湯は高熱から肺の潤いがなくなり気管支喘息など咳が強くでるときによくつかわれる漢方薬です。体が温まるとより症状が悪化する方、冷たいものを好む傾向がある方に適していると言われています。

黄色い痰が出て、ゼーゼーいう時などに効果的で、インフルエンザのあと咳が強い場合五虎湯を使うこともあるんですよ。

五虎湯と小青竜湯の併用についてですが、麻黄と甘草がかぶるため麻黄の効果が強く出てしまうだけでなく、甘草も摂取量過剰になってしまう可能性があります。

それだけでなく、小青竜湯はもともと冷えから水滞証を引き起こしているかたに使われる漢方薬です。悪寒が伴う鼻水や咳にも効果を示すのですが、五虎湯の場合、熱証のかたに使われる漢方薬です。

小青竜湯も五虎湯も、喘息に使われることのある漢方薬ですが、

  • 咳よりもくしゃみや鼻水が非常に多く出ている
  • 透明の薄い痰が出る咳が続いている

 小青竜湯

  • 高熱のあとに強い咳が出て止まらない
  • 黄色の濃い痰が出る

 五虎湯

と飲み分けるといいですよ。

また、同じく咳に使う漢方薬には先ほど出てきた麦門冬湯があります。

黄色い粘い痰を伴う咳、発熱を伴う場合

 五虎湯

空咳や痰が切れにくい咳や発熱を伴わない場合

 麦門冬湯

となります。

小青竜湯と五虎湯、麦門冬湯はどれも咳に使われる漢方薬です。

熱の有無、痰の色や濃度などが使い分けるポイントになります。

気になる場合は漢方に詳しい薬剤師さんがいる漢方薬局で聞いてみるのがおすすめです。

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葛根湯と小青竜湯の飲み合わせは?


【第2類医薬品】 ツムラ 葛根湯エキス顆粒 A 64包 あす楽対応

風邪のひき始めによく使われる葛根湯。

葛根湯は、

葛根(かっこん)、麻黄(まおう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく))、甘草(かんぞう)

の5種類の生薬で作られています。

葛根湯と小青竜湯は、どちらも麻黄が主薬であり、働きがとても似ている漢方薬です。
併用により作用が増強され、動悸、著しい発汗、発疹・発赤などの副作用が強く現れる可能性があるので、併用はおすすめできません。

どちらも風邪のひき始め、特にゾクゾクした悪寒が伴う場合に効果のある漢方薬です。

  • 肩や腰周りがこわばる感じがする
  • 熱はないけどゾクゾクするような寒気を感じる

 葛根湯

  • くしゃみが出る、ツーっとした鼻水がある
  • 咳に痰がからみ、ツバのような痰が出る

 小青竜湯

と使い分けてくださいね。

小青竜湯と他の漢方薬との飲み合わせ まとめ

小青竜湯は花粉症だけでなく、咳や風邪など幅広く使われる漢方薬です。
その分、使う機会が多いので他のお薬との併用が気になる人も多いと思います。

漢方薬とは色々な副作用を持つものだけでなく、体質によって合う・合わないが分かれる薬です。

なにか他のお薬と併用する場合は、勝手に判断しないで薬剤師や登録販売者に相談してくださいね^^

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