花粉症に処方される小青竜湯ってどんな薬?妊娠中や授乳中、子供はいつから飲める??

眠くならない花粉症薬や妊娠中や子供でも飲めるため、花粉症の薬として耳にすることが増えた小青竜湯。

ですが、本来どのようなお薬なのでしょうか。

なぜ花粉症に効くと言われているのか妊娠中や授乳中、子供はいつから飲めるかなど詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

小青竜湯の効果って?使われている生薬は??

created by Rinker
ツムラ漢方
¥2,000 (2018/10/19 09:14:14時点 Amazon調べ-詳細)

小青竜湯は、中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」に記載され、水のような鼻水や痰、くしゃみ、鼻づまり、咳、くしゃみの出る鼻炎、かぜに用いる代表的な薬方です。

眠気の副作用がないため、眠くならない鼻炎薬として有名ですが、実はアレルギー性鼻炎や花粉症、鼻水だけでなく、結膜炎や気管支炎、気管支喘息にも使われています。

くしゃみ、うすい水様の痰を伴うかぜや鼻炎、ゼーゼーと喘音がしたり、ゴロゴロ痰のつまった音を伴う気管支炎、気管支ぜんそくのような、うすい痰や水のような鼻水が止まらない状況は東洋医学の世界では水滞(からだの組織、細胞内外の水分代謝異常や水分の偏在)と考えます。

普段から胃腸、気管や胸から脇にかけて水滞のある人は、アレルギーや感染や鼻炎、ストレス等のため、水気が上半身にあふれ、鼻水やたんの症状が現れやすくなっています。

小青竜湯は、「水(すい)」によって冷えた部分を温めながら水分代謝を促すとともに、「気」を動かして、鼻水・くしゃみなどの症状を抑えてくれる漢方薬です。

ちなみに小青竜湯が向くのは、主に体力が中くらいの人で、診察で胃のあたりを軽くたたくとポチャポチャと音がする胃部振水音のある場合が典型的です。

 小青竜湯の気になる副作用や効かない人についてはこちらから

小青竜湯の効果や副作用、飲み合わせは?効かない人ってどんな人??詳しく解説していきます。
花粉症によく使われている小青竜湯。 いつのまにか「花粉症には小青竜湯!」とイメージがありますが、どんなお薬なのでしょう...

小青竜湯にはどんな漢方薬が使われてるの?

小青竜湯に使われている漢方薬の種類や効果は以下の通りです。

半夏(ハンゲ)、 甘草(カンゾウ)、 桂皮(ケイヒ)、 五味子(ゴミシ)、 細辛(サイシン)、 芍薬(シャクヤク)、 麻黄(マオウ)、 乾姜(カンキョウ)

スポンサーリンク

妊娠中の花粉症に小青竜湯は使える?授乳中や子供の場合は??

妊娠中期以降であればアレグラなど、飲める薬も増えますが初期のころだと中々難しいのが現状です。

そんな中でも、小青竜湯はよく使われていますよね。
実際に妊娠中や授乳中だから、小青竜湯を飲んでいるというママたちが多くいます。

小青竜湯による副作用で流産や奇形児の出産などの報告はまだ上がっていない上、他の花粉症薬と異なり副作用も少なめなのでよく使われているようです。

 産婦人科医の意見や花粉症の先輩ママ体験談まとめ記事はこちらから

妊婦や授乳中、妊活中の場合、花粉症の薬は飲めるの?産婦人科医や先輩ママの意見・体験談まとめ
いまや国民の20%が花粉症と言われています。 ただでさえ辛いのに、妊娠中や授乳中で薬の制限がある場合どうしたらいいんだ?!と頭...

妊娠中の小青竜湯って本当に大丈夫?

実は、東洋医学の世界では妊娠中に麻黄を含む漢方薬はあまり使いません

麻黄はなかなか汗をかかず、体の中に溜まっている邪気を発散させる、いわゆる”攻め”の生薬。

妊娠中や胃腸が弱い人にはあまり向かないとされています。

とはいえ、かかりつけのお医者さんの指示に従ったほうがいいかなと思うので、気になる人は漢方薬局など漢方薬専門の機関へ相談に行くのがおすすめです。

個人的には、つわりや妊娠中の腹痛にも使われる当帰芍薬散がおすすめです。

授乳中に小青竜湯は飲めるの?

授乳中の場合、アレグラやアレジオンなど花粉症の代表薬はまず飲めません。
飲むならその期間はミルクに変更するよう指導されます。

小青竜湯の場合、基本的には問題がないと言われていますがこれもお医者さんの考え方次第のところがあります。

妊娠中も同じですが、あまり麻黄を含む薬は授乳中もおすすめできません。

妊娠中も飲めて授乳中も問題がないとされている苓甘姜味辛夏仁湯でいいんじゃないかなとも思います。

created by Rinker
松浦薬業
¥1,080 (2018/10/19 09:14:15時点 Amazon調べ-詳細)

苓甘姜味辛夏仁湯の効果は小青竜湯とほぼ同じです。
ツーッと垂れてくる鼻水に良く効きます。

苓甘姜味辛夏仁湯と小青竜湯の違いについて詳しい記事を見つけたのでリンクしておきます。

2剤とも花粉症・喘息に用いる処方です。小青竜湯のウラの処方と呼ばれる苓甘姜味辛夏仁湯はどこがどう違うのか?実際の臨床ではどう使い分ければ良いのか?

小青竜湯は何歳から飲める?

子供でも飲める花粉症薬として使われることのある小青竜湯ですが、用法・用量は製薬会社によってことなります。

ツムラ

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 1包(2.25g) 2回
7歳以上15歳未満 2/3包
4歳以上7歳未満 1/2包
2歳以上4歳未満 1/3包
2歳未満 服用しないでください

クラシエ

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上) 1包(2.25g) 3回

食前又は食間

7歳以上15歳未満 2/3包
4歳以上7歳未満 1/2包
2歳以上4歳未満 1/3包
2歳未満 1/4包

クラシエでは添付文書のなかで、1歳未満の場合自分の判断で与えるのではなく医療機関の受診を推奨しています。

小青竜湯は冷えからくる風寒証の鼻水や咳に効果のある漢方薬

小青竜湯は冷えからくる風寒証の鼻水や咳に効果のある漢方薬です。

「花粉症には小青竜湯!」とイメージがありますが、ツーっと垂れてくるような鼻水に冷えや悪寒が加わっている場合、よく効きます。
春の花粉が飛び始める時期、日本は春冷えという言葉があるくらいだったのでちょうど良かったのかもしれません。

もし小青竜湯を飲んでも効果が感じられない場合、アナタにはあっていない可能性があります。
1週間以上服用しても効かないのであれば早めに医療機関へ受診してくださいね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする