葛根湯と他の漢方薬との飲み合わせは?加味逍遙散、当帰芍薬散、補中益気湯、柴胡桂枝湯など詳しく見ていくよ!

持病があるかたや、根本的な治療をしたいかたに勧められる漢方薬。
最近では色々な漢方薬を普段から使われているかたが増えています。

ただ、常用薬として漢方を飲んでいる場合、風邪で薬を飲むときは飲み合わせに注意が必要です。

今回は、風邪のひき始めに使われる漢方薬の葛根湯と加味逍遙散、当帰芍薬散、補中益気湯、柴胡桂枝湯などよく飲まれている漢方薬の飲み合わせについて、ご紹介します。

 葛根湯の詳しい効果や効能、副作用についてはこちらから

葛根湯の効果・効能を引き出す飲み方や気になる副作用、妊娠中の服用は大丈夫?
「風邪のひき始めには葛根湯」 こんなキャッチフレーズ、1度は耳にしたことがあるかと思います。 1番有名といっても過言じゃない...

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葛根湯と他の漢方薬を一緒に飲むときの注意点

葛根湯と他の漢方薬を一緒に飲むときに注意しないといけないのは、

  • 麻黄、甘草など1日の最大摂取許容量が決まっている生薬が入ってないか
  • その漢方を飲んでいる目的や自分の証と葛根湯が合っているか

この2点を考えながら飲み合わせを考える必要があります。

それでは、加味逍遙散、当帰芍薬散、補中益気湯、柴胡桂枝湯などよく飲まれている漢方薬と葛根湯の飲み合わせについて、各漢方薬の詳しい内容を一緒に紹介しながら、見ていきます^^

葛根湯と加味逍遙散

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加味逍遙散は、気を巡らせながら体に溜まった熱を下げるほか、血虚も補ってくれる漢方薬です。
そのため、ホットフラッシュなどのぼせ症状が強い更年期障害を訴えるかたやイライラしがちなかたに処方されやすい漢方薬です。

もともと気の巡りがよくないため熱が籠もってしまいがちな人に処方される加味逍遙散と、体を温めることで風邪を外に発散させる葛根湯はあまり相性のいいお薬ではありません。

頭痛や肩こりに葛根湯が効果があることから併用をすすめるかたもいますが、加味逍遙散を飲まれているかたが訴える肩こりや頭痛は、冷えからくる肩こりというよりは肩が張るような肝鬱タイプや同じ場所が刺すように痛い瘀血タイプの肩こりかと思います。

その場合の肩こりにも加味逍遙散は効果のあるお薬のため、わざわざ併用する必要はないと私は思います。

風邪薬として葛根湯を併用したいのであれば、一時的に加味逍遙散をお休みすることをおすすめします。
漢方薬を常用されているかたが他の病気にかかった時、「いつもの漢方を休んで急性症状を先に治してから漢方薬を日常のものに戻す」という方法を採ることが多いんですよ。

加味逍遙散は体内の熱分を取り去る薬のため、もしかしたら風邪を治すじゃまになるかもしれません。

また、加味逍遙散のなかには甘草を含むためグリチルリチン酸の過剰にならないように注意が必要です。

葛根湯と当帰芍薬散

生理痛や生理不順、冷え性、更年期障害に使われる当帰芍薬散やせて体力のない虚証の人向けのお薬です。
産婦人科の三大漢方薬の一つで、血行障害やうっ血などを表す血(けつ)の不足を補い、血液の巡りをよくして、体を温める処方にです。

当帰芍薬散と葛根湯の併用自体は組成的に問題ないのですが、当帰芍薬散と葛根湯を合わすと胃腸にこたえる場合があります。

妊娠中や胃腸疾患がある方で当帰芍薬散を飲まれているのであれば、葛根湯よりももう少しマイルドな処方の漢方薬(桂枝加葛根湯や参蘇飲など)を選ぶほうがおすすめです。

命の母A錠と葛根湯との併用は?
更年期障害など女性特有のトラブルに対応している命の母A錠は、女性では飲まれている方も多いお薬ですよね。

命の母Aは、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸という「三大婦人用漢方薬」に使われている生薬を配合して作られています。

前述でも示した通り、一緒に飲んだからといって大きな副作用が出るものではありませんが、そんなに相性はよくありません。
一時的に命の母A錠をおやすみしてもいいかと思いますよ。

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葛根湯と補中益気湯

疲れを取るためによく使われている補中益気湯
胃腸が弱っている場合からくる倦怠感や疲労感には効果的な漢方薬です。

補中益気湯には甘草が含まれているため、葛根湯との飲み合わせには注意が必要です。

一緒に飲んだとしても、甘草の1日の摂取許容量には達しないので問題はないのですが、それよりも気になるのが補中益気湯を飲んでいる自分の体のこと。

補中益気湯は、胃腸が弱っている状態からくる疲労に効果的で、もともと体力が落ちている状態のかたに処方されるお薬です。
葛根湯は、体力中程度の方向けのお薬で、その上、胃腸が弱っている状態には少しきついかもしれません。

当帰芍薬散と同様に、風邪のひき始めに漢方を選ばれるのであれば、桂枝加葛根湯や参蘇飲など葛根湯よりももう少しマイルドな処方の漢方薬を選ぶほうがおすすめです。

葛根湯と柴胡桂枝湯

胃腸炎に効果のある柴胡桂枝湯は、吐き気・食欲不振・下痢・だるさが見られる場合におすすめの漢方薬です。

処方に甘草が含まれるため、併用することで過剰摂取になる可能性があります。

また、葛根湯は胃腸障害を起こすかたがいるため、吐き気や食欲不振など胃腸障害が出ているときにおすすめできないことから、一緒の併用はしないほうがいいでしょう。

他の漢方薬と葛根湯を合わせるときも注意点は一緒

とりあえず風邪の引きはじめに飲もうと使われている葛根湯は、実は漢方医の中では扱いが難しいお薬なんですよ。

「江戸の昔の お医者の藪井 どんな病も 葛根湯」ととりあえず葛根湯を処方する医者はヤブ医者、きちんと使えてこそ一人前と川柳で歌われるくらい昔から言われています。

なかなか奥が深い漢方薬ですが、街の漢方薬局などで漢方の面白い話や小話など聞くと面白いですよ^^
普段使っている漢方薬の効果や効能を踏まえた上で、正しく漢方薬を使ってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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コメント

  1. まつまが より:

    葛根湯はどこのがおすすめですか?

    • non-life より:

      まつまがさんこんにちは^^

      個人的には坂本漢方の葛根湯が満了処方で成分もいいのでオススメです。

      ですが、お使いのドラックストアによって取り扱いのある葛根湯は違うので色々と聞いてみるのもいいと思いますよー!