インフルエンザの予防接種は効かないって本当?ワクチンの効果やなぜ接種をしてもインフルになるの?


毎年冬になると猛威を振るっているインフルエンザ。
10月から本格的に予防接種が始まります。

ですが、「インフルエンザの予防接種を済ませたのにもかかわらず、インフルエンザになってしまった」という声を聞くと、予防接種ってしたほうがいいのか気になりますよね。予防接種は自己診療のため、1回3000円〜かかりますし…

そこで、インフルエンザワクチンの本当の意味や効かなかった場合の理由、そして実際に効果があるのかどうなのかまとめてみました。

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インフルエンザの予防接種は効果がないってホント?

結論からいうと、無意味ではありません。
ある研究結果では、予防接種をしないと2.5倍リスクが高まると言われています。

なぜ、インフルエンザの予防接種は効果がないと言われてしまうのか、詳しくご紹介します。

そもそもワクチンの意味とは?

厚労省のホームページを調べてみるとこんなことが書かれていました。

体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。

〜中略〜

インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください。
インフルエンザQ&A

VPDとは、Vaccine(ワクチン)、Preventable(防げる)、Disease(病気)の頭文字からとられていて、文字どおり予防接種をすることで防げる病気のことです。その他には、はしか、結核、B型肝炎、日本脳炎、破傷風などがあり、インフルエンザもVPDに含まれます。
しかし、上記の感染症に比べると、インフルエンザは効き目に個人差があるという特徴があります。

そもそも、ワクチンとはウイルスや細菌による感染が起こった場合に、抵抗力をつけるための予防方法のことです。
「ワクチンを接種したけどインフルエンザになってしまった」経験から、ワクチン接種は意味がないと考える人がいますが、そもそもこの考え方が間違っています。

また、ワクチンを接種したけどインフルエンザになってしまったのには、インフルエンザウイルスの変異しやすいという特徴が大きく関係しています。

インフルエンザにはいろいろな型がある

香港型、A型、B型など、インフルエンザにはさまざまな型があるのは耳にしたことがあるかと思います。
インフルエンザウイルスは変異しやすく、また、流行する型が年によって変わってくる点がほかのVPDとの大きな違いです。

例えば、今までにA型のインフルエンザに感染したことのある人は、インフルエンザA型ベースとなる抗体が体内に存在しているため、インフルエンザA型に感染した場合、免疫効果が発揮されるため症状が軽くて済みます。

ですが、インフルエンザA型に感染したことのない人にとって、そのインフルエンザに対する抗体が体内にはないため、抗体が存在している人に比べ、重症化する傾向があります。

つまり、インフルエンザ流行の季節に感染したことのない(抗体をもっていない)インフルエンザの予防接種を受けておくことで、抗体をもっていない人に比べると感染しにくくなったり、感染したとしても症状が軽く済むようになります。

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インフルエンザワクチンの効果や有効率60%の意味とは?

インフルエンザにはその年その年の流行を予測してワクチンを作っているため、その予想が外れた年は効果が低くなります。
ですが、健康な成人がインフルエンザワクチンを受けた場合、およそ60%程度の発症を防ぐ効果があると考えられています。

60%と聞くと、例えば「100人が予防接種をしたとしたら60人がかからない」というイメージを持つため、「あれ?案外低くない??」と思われるかもしれません。

この60%というのを「インフルエンザワクチンの有効性」というのですが、実は特殊な算出の仕方で計算をしているため、そのままのイメージの、「100人が予防接種をしたら、60人がかからない」という意味ではありません。

インフルエンザの有効率60%の意味とは
医療統計学では、①ワクチンを接種した100人と②接種しなかった100人のグループを2つ作った場合、で算出されます。

接種した①のグループはインフルエンザに10人感染、
接種しなかった②のグループは25人感染したとします。

②のグループに対して①のグループは15人の差(25人-10人=15人)がでますよね。

つまり、インフルエンザワクチンを受けることによってインフルエンザの患者が15人少なくなりました。
この「25人から15人減らした」ことが有効率60%(15人÷25人=60%)という意味になります。

ちょっとややこしいですね^^;

インフルエンザワクチンって効果ないと思っていました

インフルエンザってかかると本当に辛いんですよね。
高熱も続くし、体の節々は痛いし、何もできないですし……

ただ、叔母家族が毎年インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかるため、効果ないんじゃないか?とずっと思っていました。

こうやって詳しく調べてみると、インフルエンザワクチンとはインフルエンザにかからなくするためのものではなく、インフルエンザにかかったとしても軽くすむためのものなんですね。

特にインフルエンザが猛威を振るいはじめる年末年始は仕事が忙しい人も多くなかなか体調を崩しても休みづらい雰囲気がありあます。

そんな方はインフルエンザの予防接種を考えてみてもいいのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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