O157の特徴や症状、予防方法 お惣菜を買う上での注意点

埼玉県熊谷市のスーパーで購入したポテトサラダを食べた約10名のがO157に感染しているとわかり、世間を賑わせています。
実はO157は毎年約200人以上の方が感染していると厚生労働省で発表されています。

いままでは生の肉など生鮮食品から感染が多かったO157ですが、今回お惣菜で発見されたことで注目されています。

仕事や家庭で忙しいと、お惣菜は本当に便利ですよね。
ですが、調理されているとはいえ、ジメジメして湿度が高く、また気温も高い時期はどうしても傷みやすくなってしまいます。

O157だけでなく、食中毒にならないために暑く食べ物が傷みやすいこの季節、買ったお惣菜はどのような点に気をつければいいのでしょうか。

今回は、O157の特徴や症状、予防策とともに食中毒に気をつけるためにお惣菜を買う上での注意点についてご紹介します。

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病原性大腸菌O157の症状や特徴は?

大腸菌は、家畜や人の腸内に存在し、そのほとんどは無害です。
ですが、中には人に下痢などを起こすものがあり、その大腸菌を病原性大腸菌と呼んでいます。

病原性大腸菌の中でも、ベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすので腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。

O157とは、腸管出血性大腸菌の代表的な病原性大腸菌で、経口感染します。
多くは、牛肉、牛レバー料理(焼肉、ユッケ、レバ刺し等)が原因と考えられて、レバ刺しが禁止になった原因になっています。

腸管出血性大腸菌感染症 O157の特徴とは

  • 強い感染力
    通常の細菌性食中毒は100万個以上で感染するのに比べ、O157は感染力が強く、50~100個程度でも発症します。
  • 乳幼児・高齢者がかかりやすい
    体の抵抗力の弱い乳児や高齢者では、溶血性尿毒症症候群 (Hemolytic Uremic Syndrome:HUS)や脳症(けいれんや意識障害など)を引き起こしやすいので注意が必要です。
  • 潜伏期間が長い
    通常の細菌性食中毒は平均3~5日で発症するのに比べ、O157は4〜14日で発症します。
    大腸内で菌が増殖して後に毒素を作り出すため、潜伏期間が長く、原因食品・感染源が特定されにくいのが特徴です。

「汚染された食品」と分からないまま流通したり、調理器具や水などを介して、また、ヒトからヒトへの二次感染によって広まる可能性があるので、注意が必要です。

O157は1984年に最初に発見され、1996年に大阪府堺市で発生した9000人以上の大規模食中毒が、社会に大きな影響を与えました。

O157の症状とは?

主な症状としては出血性の下痢がありますが、経過にともない症状は若干異なります。
以下に、経過ごとの具体的な症状をまとめました。

感染直後:症状は出ない
潜伏期間(4~9日):症状は出ない
発症1日目:おへそ周辺の激しい腹痛と下痢
発症3日目:出血性大腸炎(出血性下痢と激しい腹痛)
発症7日目:血小板や尿量の減少といった、溶血性貧血神経症状(HUS)

出血性下痢は血便ではなく、真っ赤な血が流れます。
下痢にあわせて発熱する場合もあります。

また、初期症状は風邪とよく似ているため、注意が必要です。

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O157に感染しないための予防方法は?

感染力がつよく、また激しい症状のため注意が必要なO157ですが、予防するにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

食べ物に大腸菌がつかないようにする

O157を始めする病原性大腸菌で、経口感染です。
くしゃみや咳などでは感染しないため、手洗いやまないた、包丁などの調理器具の洗浄など、清潔に保つことで防ぐことができます。

特に、O157は牛の大腸に存在するので、肉・魚など生もの用と、野菜・調理済み食品用とまないたを分けて使用したり、生肉を扱ったはしで他の食品を扱わないようするなどの注意も必要です。

病原性大腸菌をしっかり殺す

他の病原菌と同様、O157も熱や消毒剤に弱い性質を持つので、一般的な食中毒と同じ予防法で感染を限りなく防ぐことができます。特に熱に弱く、75°Cで1分間以上加熱すれば死滅します。
お肉は特に表面だけでなく、中心部までよく火を通し、新鮮な材料を使うのも予防のポイントです。

また、湿度や気温が高く、食べ物が傷みやすい季節は冷蔵庫を過信しすぎず、調理したものでも早めに食べましょう。

お惣菜を購入するときの注意点

スーパーやデパ地下で手に入る便利なお惣菜ですが、なんとなく購入していませんか?
実は火が通してあるとはいえ、お惣菜も注意しないと傷みやすくなってしまいます。

  • お惣菜はレジ会計の直前に買う
  • ポテトサラダなど冷蔵のお惣菜は、
    氷や保冷剤で冷やしながら持ち帰る
  • 揚げたてのお惣菜など温かいお惣菜も
    購入後して30分以内に食べない場合、冷蔵庫で保管する

最低限この3つは守るようにしてください。

特に暖かいお惣菜は、キッチンやリビングなどに放置してしまいがちですが、冷めていくにつれ、細菌がもっとも活発に繁殖する温度になり、食中毒を引き起こすことが十分にあります。

食材購入時に気をつけるポイントについてはこちらから

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食中毒は手洗いや洗浄で予防する

O157など細菌性食中毒は経口感染で広まります。
そのため、自分でしっかり気をつけていれば十分に防ぐことができます。

感染してしまった場合や疑わしい症状がある場合は、慌てずにすぐに専門の治療機関へ受診されてくださいね。
感染症内科消化器科、胃腸科で受診されるのがおすすめですが、近くに病院がない場合は内科でも診断可能です。

大腸内視鏡専門外来の専門医にいくと、病院にもよりますが便の検査をしてもらえるのですぐに発見できるそうです。

 家庭でできるO157の予防方法についてはこちらから

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早く良くなるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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